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#04

丹羽ふとん店 × サンデシカISURU cocon
布団ができるまで

伝統の技法と新しい発想で、
これまでにないベビー布団を。

「熱田さん」で親しまれる熱田神宮のほど近く。名古屋市熱田区の閑静な住宅街に丹羽ふとん店はあります。店の奥には、黙々と手を動かす五代目の丹羽拓也さんの姿がありました。伝統の技法から、新しい価値を生み出す現代の布団職人です。実は、丹羽ふとん店では3年先の製作まで予約が埋まっているそう。一枚一枚を手作業でつくるオーダーメイド。どんなにがんばっても、仕立てられるのは1日3、4枚だといいます。素材選びや木綿の独自配合にもこだわり、見た目も美しい極上の布団をつくりあげる。そんな熟練の職人・丹羽さんが手がけたのが、これまでにない発想のISURU coconベビー布団なのです。

赤ちゃんが安心して眠れる
「場所」をつくりたい。

「大人がこの布団で寝れる?」思わずそんな言葉が出るほど、丹羽さんは一般的なベビー布団の硬さに驚いたそう。もちろん、「固わた」を用いるのは、沈み込みを抑え安全性を第一に考えてのことです。しかし、眠るのが仕事の赤ちゃんだからこそ、快適性も追求したい。そこで、こだわったのは赤ちゃんをやさしく包む「心地よさ」でした。「赤ちゃんが、いつでも安心して眠りにつける。大好きな場所をつくりたかったんです」。そんな思いを胸に、丹羽さんによるISURU coconの布団づくりが始まりました。

いくつもの工夫が、
「心地よさ」をかたちにしていく。

まずは、ポリエステルの芯をオーガニックわたで包み込み、身体をしっかり支える安全性を確保。体温が高く汗っかきの赤ちゃんのために、肌にいちばん近い部分には、吸湿性に優れたオーガニックわたを使っています。そして、「心地よさ」を実現するために、通常のベビー布団の常識を超える工夫が。「実は、この小さなおふとんに2.5kgもの中わたが詰まっているんです。これで、むっちりふっくらとした触感が生まれます」。ISURU coconが目指す理想が、しだいにかたちになっていきます。

何度も試作を繰り返した、
やさしく温もりのある丸いフォルム。

敷き布団はベビーベッドのフォルムに合わせて、ころんと丸みを帯びています。どこかかわいらしく温もりのあるデザイン。美しく丸いフォルムを出すために、生地の裁断や縫製には、職人のこだわりが込められています。実際、試作回数は数えきれないほど。「ほんの1ミリの違いや、おふとんに仕立てたときの立体感を調整するため、このかたちが決まってからも6、7回は仕立てましたね」。何度も繰り返し検討し、スタッフ全員が納得できるものが完成しました。

感覚を研ぎ澄ます、
小さなおふとんへの挑戦。

熟練の職人・丹羽さんにとっても、このような形状のベビー布団をつくるのは初めての挑戦。数々の苦労もありました。「仕立てをするとき、通常の芯を使わない布団と比べて、生地に綿を入れ込む工程が大変。また、シート状の綿で立体的な丸みを出し、デコボコにならないように、手の感覚には細心の注意を払いました」。

小さな赤ちゃん用のおふとんは、大きな布団をつくるより難しいのだそう。もちろん、天然素材と向き合い、柔軟に扱うことが大切なのは、どの布団も同じ。これまでの丹羽さんの経験がしっかり活かされています。

赤ちゃんがぐっすり眠ることは、
家族の幸せにつながるから。

「この布団づくりは、ご家族のためでもある」。自身も子を持つ親である丹羽さんは、そう語ります。「子育ては本当に大変です。でも、赤ちゃんがぐっすり眠ってくれれば、お父さんもお母さんも休める時間が増えて楽になる。笑顔で育児ができる。家族みんなが幸せになれるお手伝いができたら嬉しいですね」。そんな丹羽さんの思いが詰まったISURU coconのおふとん。触った瞬間に、これまでのベビー布団とは違う感動が伝わってきます。

丹羽ふとん店 5代目

Takuya Niwa

寝具製作技能士一級を持つ四代目と五代目の2人による「丹羽ふとん店」。親子揃って技能グランプリにて優勝し、数々の賞を受賞する匠の技にて品質の高い布団を、日々制作しています。一つひとつ求められた質のふとんをお客さまに合わせてオーダーメイドでつくるため、完全受注生産となっている。
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ISURU coconISURU ココン ベビーベッド